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任意保険(自動車保険)の種類一覧|自賠責との違いと補償の比較表

車の保険の種類を、自賠責保険と任意保険の違い(補償対象・支払限度額)と、任意保険の対人・対物・人身傷害・搭乗者傷害・車両保険・特約の比較表で整理。国土交通省・日本損害保険協会の情報をもとに、補償を選ぶ優先順位も解説します。

公開 2026-07-15更新 2026-10-07クルマAIラボ編集部
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任意保険(自動車保険)の種類一覧|自賠責との違いと補償の比較表

結論:車の保険は、法律で加入が義務づけられた「自賠責保険」と、自分で選んで入る「任意保険(自動車保険)」の2種類です。自賠責が補償するのは人身事故の相手の損害だけで、支払限度額もあります。任意保険はその上乗せと、物の損害・自分や同乗者のケガ・自分の車の損害を補う保険で、補償の種類は大きく7つ+特約に分かれます。この記事では、自賠責と任意保険の違い、任意保険の補償の種類を比較表で整理します。

自賠責保険と任意保険の違い(比較表)

項目自賠責保険(強制保険)任意保険(自動車保険)
加入原付を含むすべての自動車に加入が義務づけられている任意(自分で選んで加入)
補償の対象人身事故の相手の損害のみ。車や物の損害は対象外相手の人・物、自分・同乗者のケガ、自分の車など、選んだ補償による
支払限度額(被害者1名あたり)死亡3,000万円/後遺障害75万円〜4,000万円(等級・介護の要否で異なる)/傷害120万円契約で設定(対人・対物は「無制限」を設定できる商品もある)
未加入で運行した場合1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金。道路交通法の違反点数6点(免許停止)の対象にもなる罰則はない(ただし事故の賠償は自己負担になる)

出典:国土交通省「自賠責保険・共済ポータルサイト よくあるご質問」(2026年10月7日確認)。限度額などは改定されることがあるため、最新は公式で確認してください。

任意保険の対人賠償は、自賠責の支払範囲を超えた部分を支払う仕組みです。そのため任意保険に入っていても自賠責は必要で、自賠責に入らずに事故を起こすと、自賠責の限度額までは自分で支払うことになると国土交通省は案内しています(同上)。

任意保険の補償の種類(比較表)

任意保険は、次の補償を組み合わせた保険です。「誰の・何の損害を補償するか」で見ると違いが分かります。

補償の種類誰の・何を補償するか支払いの考え方
対人賠償保険事故で死傷させた他人への賠償自賠責の補償額を超える部分を支払う
対物賠償保険他人の車・建物など他人の財物への賠償法律上の賠償責任を負った損害を支払う
人身傷害補償保険事故で死傷した自分・同乗者自分の過失部分を含めて、契約の保険会社から損害額が支払われる(保険金額の範囲内)
搭乗者傷害保険事故で死傷した運転者・同乗者あらかじめ決めた金額(定額)が支払われる
自損事故保険相手のいない事故で死傷した運転者自身自賠責では補償されない自損事故に備える
無保険車傷害保険賠償する力が十分でない相手に衝突され、死亡・後遺障害になった自分・同乗者相手から十分な賠償を受けられない分に備える
車両保険自分の車の損害偶然な事故で車が損害を受けた場合に支払う

出典:日本損害保険協会「自動車保険」(2026年10月7日確認)。商品によって補償の名称や組み合わせ、自動で付く補償の範囲は異なります。

人身傷害と搭乗者傷害の違い

どちらも自分や同乗者のケガに備える補償ですが、支払い方が違います。人身傷害は治療費や休業損害など実際の損害額をもとに支払われ、自分の過失分も含まれます。搭乗者傷害は、ケガの部位・症状などに応じてあらかじめ決めた金額が支払われる上乗せの補償です。まず人身傷害で実損に備え、搭乗者傷害は必要に応じて検討する、という順に考えると整理しやすくなります。

車両保険の2つのタイプ

車両保険は、補償範囲の広い一般型と、範囲を絞って保険料を抑える限定型(エコノミー型・車対車+限定など)に分かれるのが一般的です。単独事故や当て逃げが対象になるかはタイプで変わるため、契約前に対象となる事故を確認しましょう。免責金額(自己負担額)を高くすると保険料は下がります。

主な特約(オプション)の比較

特約備えるリスク検討したい人
弁護士費用特約もらい事故など、保険会社が示談交渉できない場面の弁護士費用過失ゼロの事故に備えたい人
個人賠償責任特約自転車事故など、車以外の日常生活での賠償家族に自転車に乗る人がいる人
対物超過修理費用特約相手の車の時価額を超える修理費年式の古い車との事故で示談がこじれるのを避けたい人
ファミリーバイク特約原付に乗っているときの事故家族が原付を使う人
ロードサービス故障・バッテリー上がり・レッカー遠出が多い人(JAF等との重複も確認)

特約の名称・内容・付け方は保険会社ごとに異なります。火災保険などほかの保険の特約と補償が重なることもあるため、加入中の契約もあわせて確認すると無駄を省けます。

補償を選ぶ優先順位

  1. 相手への賠償(対人・対物):賠償額は自賠責の限度額を超えることがあるため、まずここを手厚くする。
  2. 自分・同乗者のケガ(人身傷害):自分に過失がある事故でも実損に備えられる。
  3. 自分の車(車両保険):車の価値・ローン残債・保険料を比べて要否とタイプを決める。
  4. 特約:生活や家族構成に合うものだけを追加する。

よくある誤解:「任意保険に入っているから自賠責は切れても大丈夫」は誤りです。自賠責は加入が義務で、任意保険の対人賠償は自賠責を超える部分を補う仕組みです。また、自賠責では車や物の損害は補償されないため、物損事故への備えは任意保険の対物賠償が担います。

よくある質問

Q. 自賠責保険で相手の車の修理代は出ますか?
A. 出ません。自賠責が補償するのは人身事故の損害のみで、車両などの物的損害は対象外です(国土交通省)。物の損害は任意保険の対物賠償で備えます。

Q. 車両保険は付けたほうがいいですか?
A. 車の価値と残債しだいです。新しい車やローンが残っている車は優先度が高く、年式が古く価値が下がった車では保険料のほうが重く感じられることもあります。ローン残債と売却の関係はオーバーローンの車を売る方法も参考になります。

Q. 補償の内容は同じでも保険料は会社で違いますか?
A. 違うことがあります。同じ補償条件で複数社の見積もりを取ると比べやすくなります。手順は自動車保険一括見積もりのやり方で解説しています。

Q. 等級や保険料の決まり方も知りたいです。
A. 等級制度や保険料の仕組みは自動車保険の基本と選び方で整理しています。

まとめ

  • 車の保険は「自賠責(義務・人身事故の相手のみ・限度額あり)」と「任意保険(上乗せと物・自分・車の補償)」の2種類。
  • 任意保険の補償は、対人・対物・人身傷害・搭乗者傷害・自損事故・無保険車傷害・車両保険の7つと特約。「誰の・何を」で整理すると選びやすい。
  • 優先順位は、相手への賠償 → 自分・同乗者のケガ → 自分の車 → 特約。名称や内容は保険会社で異なるため契約前に確認する。
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