BMWの売り時はいつ?保証・車検・モデルチェンジで考える|輸入車
BMWなど輸入車の売り時を、新車保証・延長保証の期限(BMW・メルセデス・ベンツ・VWの公式情報)、車検の周期、モデルチェンジ、当サイトの相場データによるBMW主要6車種の年式ごとの下落率から整理。リコール・整備記録の確認点と売り先の選び方も解説します。

結論:BMWなど輸入車の売り時は「新車保証が切れる3年目(初回車検)の前」「延長保証が終わる5年目(2回目の車検)の前」「フルモデルチェンジで新型が出る前」の3つの節目で考えると判断しやすくなります。当サイトの相場データでは、BMW主要6車種の代表相場は1年古くなるごとに平均約15〜18%下がっており、新型への切り替わりの前後で下落が大きくなる車種もありました。
この記事では、ブランド公式サイトで確認できた保証の期間、車検の周期、BMWの年式ごとの相場の下がり方を表で示し、輸入車ならではの確認点(整備記録・リコール・保証の継承)と売り先の選び方を整理します。月(需要期)や4月1日の自動車税など、国産車と共通の売り時の考え方は車を売る時期はいつが得かで解説しています。
BMWの売り時の早見表
輸入車の売り時は、保証と車検の時期が重なる「3年・5年・7年」が節目になりやすいのが特徴です。新車登録からの年数ごとに、何が起きるかと売る場合の目安をまとめました。
| 新車登録からの年数 | 起きること | 売るなら |
|---|---|---|
| 〜3年 | メーカーの新車保証の期間内。初回車検は登録から3年 | 保証が残っているうちは、次の所有者が保証を引き継げるかが査定の材料になる。初回車検の前に査定額を確認する |
| 3年(初回車検) | 新車保証が終わる。延長保証に入っていなければ、以降の故障修理は自己負担 | 車検を通すか売るかの最初の分かれ目。車検費用と、延長保証に入るかどうかも合わせて比べる |
| 5年(2回目の車検) | BMWの新車延長保証(2年延長プラン)やメルセデス・ベンツの保証プラスが終わる時期 | 延長保証の終わりと車検が重なる。消耗部品の交換費用も含めて、乗り続けた場合の費用と比べる |
| 7年(3回目の車検)以降 | BMWの再延長プランも積算10万kmに達すると終了するなど、メーカー系の保証が使えなくなっていく | 修理費の見通しを立てにくくなる。走行距離が伸びる前に、輸入車に強い店を含めて査定を比べる |
| 年数にかかわらず | フルモデルチェンジ(新型の発売) | 新型の発売前に、今の査定額を確認しておく |
※保証の期間はブランドや契約で異なります(次の表)。車検の周期は自家用乗用車の場合です。
新車保証・延長保証の期間(ブランド公式の案内)
輸入車は部品代・工賃が高くなりやすいため、保証がいつまで残るかが「乗り続けるか、売るか」を考える大きな材料になります。各ブランドの公式サイトで確認できた内容は次のとおりです(2026年10月7日確認)。
| ブランド | 新車保証 | 延長保証 | 売却・中古車との関係 |
|---|---|---|---|
| BMW | 新車登録後3年間 | 新車延長保証プログラム:新車保証の終了後、2年間または1年間。延長期間中は走行距離にかかわらず保証対象箇所を無償修理。新車購入時に加入する。2年延長プランの契約者向けに、6年目以降の再延長プラン(保証期間20か月、積算10万kmに達した時点で終了。申込時8万km以内が条件)もある | 再延長プランは第三者への継承ができないと案内されている |
| メルセデス・ベンツ | メルセデス・ケア:新車登録から3年間、走行距離の制限なし | 保証プラス:メルセデス・ケア終了後の2年間、走行距離無制限(有償)。申し込みはメルセデス・ケアの期間内に限られる | 新車登録から3年未満の中古車は、メルセデス・ケアを継承できる(正規販売店での有償点検が必要。車の状態によっては受けられない場合がある) |
| フォルクスワーゲン | 一般保証:新車納車日から3年間、走行距離無制限 | 延長保証プログラム「ウォルフィ サポート」がある(期間・料金は公式サイトで確認) | ― |
出典:BMW「BMW延長保証」、メルセデス・ベンツ日本「故障した時の修理費用や、メンテナンスなどの維持費もメルセデスなら安心」、同「保証プラス」、フォルクスワーゲン「安心プログラム」(いずれも2026年10月7日確認)。この表は公式サイトで条件を確認できたブランドだけを載せています。保証の対象部品・除外事項・加入条件は、各ブランドの保証書や正規ディーラーで確認してください。
自分の車の保証がいつまでかは、保証書(整備手帳)と車検証の初度登録年月で確認できます。延長保証に加入している場合は、その契約書の保証期間も見ておきましょう。
車検の周期:初回3年・以降2年
自家用乗用車の車検(自動車検査証の有効期間)は、初回が3年、2回目以降は2年です(国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト「自動車検査証の有効期間」)。そのため、新車登録から3年・5年・7年…が車検の時期になり、上の表のとおり保証の終わりと重なりやすくなります。
2025年4月1日からは、有効期間の満了日の2か月前から車検を受けても、有効期間が短くならないようになりました(それまでは1か月前。国土交通省 報道発表「来年4月より、車検を受けられる期間が延びます」)。売るか車検を通すか迷うときは、満了の2か月より前に査定を受けておくと、どちらにも動ける余裕ができます。
車検を通してから売っても、車検費用ほど査定額が上がるとは限らないとされます。迷ったら、車検を通した場合と通さない場合の両方で見積もりを取り、比べてから決めましょう。
BMWは年式でどれくらい下がるか(当サイトの相場データ)
当サイトの相場エンジンの集計(中古車データ約99万台・2026年8月取得)から、BMWの掲載台数が多い6車種について、車を売る時期の記事で国産の人気8車種に使ったのと同じ方法で、年式ごとの代表相場の「1年あたりの平均下落率」と、隣り合う年式の間で下落が最も大きかった区間を求めました。
| 車種 | 1年ごとの平均下落率 | 下落が最も大きかった年式の区間 |
|---|---|---|
| BMW 3シリーズ | 約16% | 2019年式→2018年式で約35% |
| BMW 1シリーズ | 約16% | 2019年式→2018年式で約30% |
| BMW X1 | 約18% | 2016年式→2015年式で約42% |
| BMW X3 | 約17% | 2022年式→2021年式で約23% |
| BMW 5シリーズ | 約18% | 2017年式→2016年式で約43% |
| BMW 2シリーズ | 約15% | 2018年式→2017年式で約38% |
※当サイトの相場エンジンの集計(中古車データ約99万台・2026年8月取得)による参考値。中古車の掲載価格を年式・走行距離帯ごとに集計し、売却時の参考相場に換算した値から、2015年式と2026年式の差を1年あたりに均しています(2015年式のデータがない車種は除外)。グレードや状態の違いを含むため、個別の車の値下がりを示すものではありません。算出方法は相場の算出方法をご覧ください。ほかのBMW車種はBMWの買取相場一覧から確認できます。
同じ方法で求めた国産の人気8車種は1年あたり約7〜17%でした。BMWの6車種(約15〜18%)はその幅の上の方にあたります。ただし、車両価格帯や集計できた台数が車種ごとに違うため、この結果だけで「輸入車は必ず値落ちが大きい」とまでは言えません。1年待つと、BMWの主要車種では代表相場が1〜2割ほど動く可能性がある、という目安として使ってください。
3シリーズで見る:節目ごとの代表相場
掲載台数が最も多い3シリーズについて、年式ごとの代表相場を、保証・車検の節目に当てはめると次のとおりです(2026年を基準にした年落ち)。
| 年式 | 経過年数の目安 | 代表相場(参考) | 節目 |
|---|---|---|---|
| 2026年式 | 現行年式 | 約398万円 | 新車保証の期間内 |
| 2023年式 | 3年落ち | 約306万円 | 新車保証の終了・初回車検 |
| 2021年式 | 5年落ち | 約206万円 | 延長保証(2年延長)の終了・2回目の車検 |
| 2019年式 | 7年落ち | 約172万円 | 3回目の車検 |
| 2018年式 | 8年落ち | 約112万円 | 現行型の発売前の年式 |
※当サイトの相場エンジンの集計(2026年8月取得)による、年式ごとの代表相場(走行距離帯ごとの中央値を台数で加重平均)。グレード・走行距離・状態で実際の金額は大きく変わります。年式別・走行距離帯別の相場はBMW 3シリーズの買取相場で確認できます。
下落が大きい区間はモデルチェンジと重なることがある
3シリーズは、2019年式と2018年式の間で代表相場が約35%下がっていました。BMWの発表では、現行型の3シリーズは2019年1月に発売されています(BMWグループ プレスクラブ「新型BMW 3シリーズのモデル・ラインアップを強化」)。新型が中心の年式と旧型が中心の年式の間で差が大きくなった形で、国産車でも同じ傾向が見られます。
乗っている車種のフルモデルチェンジが公式に発表されたら、新型の発売前に今の査定額を確認しておくと選択肢が広がります。発売時期の噂や予想だけで判断せず、ブランドの公式発表で確かめましょう。
輸入車ならではの、売る前の確認点
売り時を決めたら、査定の前に次の3点をそろえておくと、評価の根拠を示しやすくなります。
| 確認すること | どこで確認するか | 売るときの意味 |
|---|---|---|
| 整備記録(正規ディーラー・専門工場) | 整備手帳(点検整備記録簿)、点検・修理の明細 | 部品代・工賃が高くなりやすい輸入車では、点検や消耗品の交換履歴が状態の裏づけになる。メルセデス・ケアの継承のように、正規販売店での点検が保証の条件になる場合もある |
| リコール・改善対策の実施状況 | 国土交通省「リコール情報検索」、BMW「リコール情報のご案内」など各ブランドのリコールページ | 未実施のリコールがあれば、売る前に正規ディーラーで対応を受けておくと、買い手への説明がしやすい。自分の車が対象かは車台番号で確認できる |
| 保証の残りと継承の条件 | 保証書、延長保証の契約書、正規ディーラー | 保証が残っていて次の所有者に引き継げれば、買い手の安心材料になる。継承できない契約(BMWの再延長プランなど)もある |
自分の車がリコールの対象かどうかの調べ方は、国土交通省の案内(自分の車がリコールになっているか知りたい)にまとまっています。警告灯や不具合がある場合は、直してから売るか現状で売るかを、修理の見積もりと査定額で比べて決めましょう。
売り先の選び方:輸入車に強い買取店と一括査定
同じBMWでも、売り先によって評価が分かれやすいのが輸入車の特徴です。売り時の節目が近づいたら、次のように複数の売り先で金額を比べるのが基本です。
- 輸入車に強い買取店:外車の再販や輸出の販路を持ち、グレード・仕様ごとの需要を評価しやすい。
- 一括査定:一度の入力で複数社の金額を比べやすい。輸入車の扱いがある業者が含まれることもある。
- 正規ディーラーの下取り:同じブランドへ乗り換えるなら手間が少ない。下取り額と値引き額を分けて出してもらう。
売り先ごとの特徴と、査定で見られる点(正規輸入車か並行輸入車か、純正部品など)は輸入車を売るならどこ?売却先4つの比較で詳しく整理しています。車種ごとの売り方はBMW 3シリーズの売却ガイドも参考にしてください。
状況別:自分の売り時の決め方
- 新車から2年半〜3年:初回車検と新車保証の終了が近い。延長保証に入っていない場合は、車検満了の2か月前より早めに、査定額と車検・延長保証の費用を比べる。
- 延長保証が残り半年ほど:保証が切れたあとの修理費の負担を考え、2回目の車検の前に査定を受ける。
- 7年以上・走行距離が多い:メーカー系の保証が使えない期間に入っていることが多い。修理が必要になる前に、輸入車に強い店を含めて比べる。
- 新型の発表があった:新型の発売前に、現在の査定額を確認する。
- 3月に売る:4月1日時点の所有者に自動車税がかかるため、名義変更の完了日を業者に確認する(車を売ったら自動車税は戻る?)。
売る前のチェックリスト
- □ 車検証の初度登録年月から、新車保証・延長保証・車検の期限を確認した
- □ 延長保証の契約がある場合、次の所有者に継承できるかを確認した
- □ 整備手帳・点検や修理の明細をそろえた
- □ 車台番号で、リコール・改善対策の対象と実施状況を確認した
- □ 乗っている車種の新型について、ブランドの公式発表を確認した
- □ 車検満了の2か月前より早めに、輸入車に強い店を含む複数社で査定額を比べた
よくある質問
Q. BMWは何年で売るのがよいですか?
A. 一律の正解はありませんが、新車保証が終わる3年(初回車検)と、延長保証が終わる5年(2回目の車検)が判断の節目になりやすいです。当サイトの集計では、BMW主要6車種の代表相場は1年ごとに平均約15〜18%下がる傾向がありました。売る予定があるなら、節目の前に査定額を確認しておきましょう。
Q. 輸入車は国産車より値落ちが大きいのですか?
A. 当サイトの集計では、BMW6車種の1年あたりの平均下落率(約15〜18%)は、国産の人気8車種(約7〜17%)の幅の上の方でした。ただし車両価格帯や車種によって差があるため、輸入車だから必ず大きく下がるとは言えません。車種ごとの相場はBMWの買取相場一覧で確認できます。
Q. 保証が残っていると高く売れますか?
A. 次の所有者が保証を引き継げることは、買い手にとって安心材料になります。ただし継承の条件(正規販売店での点検など)があり、継承できない契約もあるため、査定時に保証書と残り期間を伝え、業者に扱いを確認してください。
Q. 車検を通してから売ったほうがよいですか?
A. 車検の残りは査定でプラスに見られることがありますが、車検費用ほど上乗せされるとは限りません。車検を通した場合と通さない場合の両方で見積もりを取り、比べてから決めるのが確実です。
まとめ
- BMWなど輸入車の売り時は、新車保証が終わる3年(初回車検)、延長保証が終わる5年(2回目の車検)、新型の発売前の3つの節目で考える。
- 当サイトの集計では、BMW主要6車種の代表相場は1年ごとに平均約15〜18%下がり、3シリーズでは現行型の発売前後の年式の間で約35%の差があった。
- 売る前に整備記録・リコールの実施状況・保証の継承条件を確認し、輸入車に強い店を含む複数の売り先で金額を比べる。
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