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車を売る時期はいつが得?月・年式・走行距離の売り時早見表

車を売る時期はいつが得かを、月(需要期・4月1日の自動車税)、年式、走行距離の節目、車検、モデルチェンジの観点で早見表に整理。相場エンジンの集計による人気8車種の年式・走行距離ごとの値下がり傾向も掲載します。

公開 2026-08-20更新 2026-10-07クルマAIラボ編集部
#中古車#売却#相場#タイミング
車を売る時期はいつが得?月・年式・走行距離の売り時早見表

結論:車を売る時期は「3月中(4月1日の前)に名義変更まで終える」「年式が1年進む前・走行距離が5万km・10万kmの帯を超える前」「車検満了とフルモデルチェンジの前」の3点で考えると、損をしにくくなります。1〜3月は中古車の需要が高まりやすいとされますが、月の差よりも、待つ間に年式と走行距離が進む影響のほうが大きい車種が多いのが当サイトの集計から見える傾向です。この記事では、売り時の判断材料を早見表にまとめ、人気8車種の「1年ごとの平均下落率」と「走行距離帯による相場差」を表で示します。

車を売る時期の早見表(いつ売ると得か)

売り時を決める観点を、目安と理由に分けて整理しました。上から順に、確認できる根拠がはっきりしているものを並べています。

観点売り時の目安理由
税(4月1日)3月中に売却し、名義変更まで済ませる自動車税・軽自動車税は4月1日時点の所有者に1年分が課税される。名義変更が4月2日以降になると、その年度の納税通知は元の所有者に届く
年式迷っているなら年が替わる前に動く当サイトの集計では、人気8車種の代表相場は1年古くなるごとに平均7〜17%下がる傾向(下の表)
走行距離5万km・10万kmの帯に入る前同じ年式で比べると、5万kmを超えたあたりから帯が1つ上がるごとの相場差が広がる傾向(下の表)
車検車検満了の1〜2か月前までに査定を受ける車検を通す費用が、車検残による査定の上乗せを上回ることが多いとされる
モデルチェンジ新型の発表・発売の前集計では、下落が最も大きい年式の区間が新型への切り替わりと重なる車種がある
月(需要期)1〜3月、決算期の前進学・就職・異動で中古車の需要が高まり、販売店が在庫を確保したい時期とされる。ただし上の要因ほど差は読みにくい

※税の仕組みは公的機関の案内に基づく内容、年式・走行距離は当サイトの集計による参考値、月(需要期)は業界で一般に言われる傾向です。実際の査定額は車の状態と時期の需給で決まります。

4月1日の税金:3月中に売ると何が違うか

自動車税(普通車。2026年3月までの名称は自動車税種別割)は、4月1日現在に車検証に所有者として登録されている人に1年分が課税されます。年度の途中で譲渡しても4月1日時点の登録者に1年分が課税され、買い手が移転登録(名義変更)をしなければ譲渡した人に課税が続きます(出典:東京都主税局「自動車税|自動車と税金」)。月割で課税・還付されるのは年度の途中に新規登録・抹消登録したときで、売却(名義変更)では月割の還付はありません。売却後の未経過分を買取額に含めるかどうかは業者ごとの扱いなので、見積もりの段階で確認しておきましょう(詳しくは車を売ったら自動車税は戻る?)。

軽自動車税(種別割)は市区町村の税で、こちらも4月1日現在の所有者に1年分が課税されます。たとえば世田谷区は「年額課税のため、4月2日以降に廃車・名義変更等の手続きをしても、その年度の税額は納めていただき、還付はありません」と案内しています(出典:世田谷区「軽自動車税のあらまし」)。軽自動車は特に、3月中に名義変更まで終わるかどうかで負担が変わります。

3月は売却が集中し、名義変更の完了が月末を越えることもあります。3月に売るなら、引き渡し日と名義変更の完了予定日を契約前に業者へ確認しておくのが確実です。

年式:1年ごとにどれくらい下がるか(人気8車種の集計)

当サイトの相場エンジンの集計(中古車データ約99万台・2026年8月取得)による参考値です。年式ごとの代表相場から、2015年式と2026年式の差を1年あたりに均した「平均下落率」と、隣り合う年式の間で下落が最も大きかった区間を示しました。

車種1年ごとの平均下落率下落が最も大きかった年式の区間
ホンダ N-BOX約10%2017年式→2016年式で約20%
ダイハツ タント約11%2016年式→2015年式で約19%
トヨタ アクア約14%2021年式→2020年式で約28%
ホンダ フィット約12%2020年式→2019年式で約24%
トヨタ プリウス約14%2016年式→2015年式で約34%
日産 セレナ約17%2016年式→2015年式で約35%
トヨタ ハリアー約10%2020年式→2019年式で約17%
スズキ ジムニー約7%2018年式→2017年式で約26%

※当サイトの相場エンジンの集計(中古車データ約99万台・2026年8月取得)による参考値。中古車の掲載価格を年式・走行距離帯ごとに集計し、売却時の参考相場に換算した値から計算しています。グレードや状態の違いを含むため、個別の車の値下がりを示すものではありません。算出方法は相場の算出方法をご覧ください。

8車種とも、年式が古くなるほど相場が下がる傾向がはっきり出ています。1年あたり7〜17%という幅は、同じ「1年待つ」でも車種によって目減りの大きさが2倍以上違うことを示しています。売るかどうか迷っている状態が続くなら、年式が1年進む前に一度査定を受けて、手放した場合の金額を把握しておくと判断しやすくなります。

下落が大きい区間はモデルチェンジと重なることがある

上の表で下落が最も大きかった区間は、新型への切り替わりと重なる車種があります。たとえばアクアは2021年7月に2代目が発売され(トヨタ自動車「新型アクアを発売」)、フィットは2020年2月に4代目が発売され(本田技研工業「新型『FIT』を発売」)、プリウスは2015年12月に4代目が発売されています(トヨタ自動車「TOYOTA、新型プリウスを発売」)。いずれも、新型が中心の年式と旧型が中心の年式の間で差が大きくなっていました。

ここから言えるのは、新型が出ると旧型の相場が一段下がる傾向があるということです。乗っている車のフルモデルチェンジが報じられたら、新型の発売前に査定額を確認しておくと選択肢が広がります。

走行距離:どの帯から差が広がるか

同じ年式の中で、走行距離帯が1つ上がるとどれくらい相場が違うかを、8車種について年式ごとに比べ、その中央値を求めました。

走行距離帯の変化(同じ年式で比較)相場差(8車種の範囲)
1〜3万km → 3〜5万km約3〜7%
3〜5万km → 5〜7万km約3〜13%
5〜7万km → 7〜10万km約10〜22%
7〜10万km → 10万km〜約12〜30%

車種ごとに、同じ年式の「3〜5万km」と「10万km〜」を比べた相場差は次のとおりです。

車種同じ年式で3〜5万km → 10万km〜の相場差
ホンダ N-BOX約45%
ダイハツ タント約43%
トヨタ アクア約39%
ホンダ フィット約25%
トヨタ プリウス約33%
日産 セレナ約49%
トヨタ ハリアー約24%
スズキ ジムニー約36%

※当サイトの相場エンジンの集計(中古車データ約99万台・2026年8月取得)による参考値。各年式で両方の帯に十分な件数がある場合だけを比べ、その中央値を丸めています。「10万km〜」の帯には10万kmを大きく超えた車も含むため、10万kmちょうどで急に下がるという意味ではありません(相場の算出方法)。

5万kmまでは帯が1つ上がっても差は小さめで、5万kmを超えたあたりから差が広がる傾向が8車種に共通して見られます。年間の走行距離が多い人ほど、時期を待つ間に帯が上がりやすい点に注意してください。

車検とのタイミング

車検が近い車は、車検を通さずに、満了前に査定を受けるのが基本の考え方です。車検の残りが長いことは査定でプラスに見られることがありますが、車検費用ほど上乗せされるとは限りません。迷ったら、車検を通した場合と通さない場合の見積もりを業者に聞いて比べましょう。車検切れになると公道を走れず、引き取りに積載車が必要になる点にも注意が必要です。

月・季節:1〜3月は需要期とされるが、待ちすぎない

1〜3月は進学・就職・異動で中古車の需要が高まり、販売店が在庫を確保したい時期とされます。決算期の前も、販売目標に向けて仕入れが活発になる場合があります。一方で、当サイトの相場データは2026年8月時点の1回分の集計のため、月ごとの相場の上下を数字で示すことはできません。

用途がはっきりした車は、季節で需要が動きやすいといわれます。たとえば4WD・SUVは雪の季節の前、オープンカーは暖かくなる前に関心が高まりやすいとされます。一方、一般的な実用車は季節による差が小さいとされるため、季節を待つより、売ると決めた時点で査定を受けるほうが機会を逃しにくくなります。

確かなのは、需要期を待つ数か月の間にも、年式と走行距離は進み、モデルチェンジの時期も近づくということです。需要期が数か月先なら、待つ間の値下がり要因(年式・走行距離・車検・新型)が近くないかを先に確認し、近いなら時期を待たずに動くほうが結果的に有利なことがあります。

状況別:自分の売り時の決め方

  • 1〜2月に売るか迷っている:需要期で、4月1日前に名義変更を終えやすい時期です。3月後半は混み合うため、早めに査定を受けて引き渡し日を確定させます。
  • 走行距離が4万km台・9万km台:次の帯に入る前に査定額を確認しておく価値があります。
  • 車検満了まで3か月以内:車検を通す前に、通さずに売った場合の見積もりを取ります。
  • 新型の情報が出ている:新型の発売前に、現在の査定額を把握しておきます。
  • 輸入車に乗っている:メーカー保証・延長保証の期限と車検の時期が重なる3年・5年が節目になりやすいです(BMWなど輸入車の売り時)。
  • 買い替えの納車待ち:引き渡し日を納車日に合わせられるか、下取りと買取の両方で確認します(買取と下取りの比較)。

どの場合も、売ると決めてから引き渡しまでの段取り(書類・査定前の準備・契約条件の確認)は車を売る前にやることチェックリストにまとめています。

よくある質問

Q. 3月と4月、どちらに売るほうが得ですか?

A. 税の面では、3月中に名義変更まで終わるほうが有利です。4月1日時点で自分が所有者として登録されていると、その年度の自動車税・軽自動車税が自分に課税されます。普通車は売却では月割の還付がないため、未経過分を買取額でどう扱うかを業者に確認してください。

Q. 何年落ちで売るのが得ですか?

A. 一律の正解はありません。当サイトの集計では人気8車種の相場が1年ごとに平均7〜17%下がる傾向があり、下落が大きい区間はモデルチェンジと重なることがあります。売る予定があるなら、年式が1年進む前や新型の発売前に査定を受けると判断しやすくなります。

Q. 10万kmを超えてから売っても値段は付きますか?

A. 付くことが多いです。集計でも10万km〜の帯に参考相場が付いています。ただし同じ年式の3〜5万kmと比べると24〜49%ほど低い傾向があるため、10万kmが近いなら早めに査定額を確認しておきましょう。車種別の詳細はN-BOXの過走行車の売り方などの車種別記事でも解説しています。

Q. 需要期まで待てば必ず高く売れますか?

A. いいえ。相場は変動し、待つ間に年式・走行距離・車検の残りが変わります。需要期のメリットより値下がりのほうが大きくなることもあるため、確約はできません。

まとめ

  • 税の面では、3月中に名義変更まで終えるのが基本。自動車税・軽自動車税は4月1日時点の所有者に1年分が課税されます。
  • 当サイトの集計では、人気8車種の相場は1年ごとに平均7〜17%下がり、走行距離は5万kmを超えたあたりから帯ごとの差が広がる傾向がありました。
  • 1〜3月の需要期は目安の一つですが、年式・走行距離の節目、車検満了、新型の発売が近いなら、時期を待たずに査定を受けて比べるのが現実的です。
NEXT STEP

実際の売却額は、複数社に査定を出して比べるのが確実です。ネットで申し込めるサービスもあります(対応範囲は各社で異なります)。

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